■「ジョーカー 許されざる捜査官」フジ系 火曜午後9時
「小学校からやり直せたら、図書室の本を全部読もうと、試みていたかもしれません」。無類の読書好き。印象に残る一冊に、渡辺京二の「逝きし世の面影」を挙げた。幕末から明治にかけて日本を訪れた異邦人たちの書をひもとき、日本人が失った古き良きものを問う名著だ。
この名著と、今回のドラマとは似ているかもしれない。読んだり見たりした者が、自身の価値観の再構築を迫られるような中身という点で。ドラマが描くのは、法の目を逃れる犯罪者に鉄槌(てっつい)を下す刑事、伊達一義の“正義”。伊達とコンビを組む大卒の新米キャリア、宮城あすかを演じる。
「私たちが持っている善悪の判断は、今だけのものなのか。江戸時代はあだ討ちがあったし、善悪って、価値観ってなんだろうって…。出演者のみなさんと話をしながら、成長させてもらってます」
あすかについては、「一本気でまじめで、まっすぐな半面、それが失敗につながるような、私の主軸をデフォルメ(強調)したような役かな」。
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