著者に聞きたい『伝える本。』
■言葉の力を考察、分析
本書は数多くの印象的な広告を送り出してきた気鋭のコピーライターが、言葉の力を考察した解説書だ。政治家から官僚、渋谷の若者まで、独特の言葉を俎上(そじょう)に載せ、明解に分析する。
「言葉が人を動かすのに、多くの人は言葉の力を放棄しているのではないでしょうか」。そんな思いから本書が書かれた。
たとえば政治家。「政治家は言葉を伝えようとしなければならないのに伝えていない」と手厳しい。発言が重いはずの政治家なのに、しばしば失言を繰り返す。「失言はいつまでたってもイエローカード止まり。マスコミが失言という言葉を繰り返すことで意味が空疎化してしまい、受け手側も麻痺(まひ)する」。つまり受け手は「失言」という言葉を報道で聞く度に慣れっこになってしまい重みを感じなくなるというわけだ。
ブログやメールなど現代人は言葉に夢中。仲間で使っていた若者の言葉が携帯のメールなどで広まる。「KY」(空気読めない)、「FK」(ファンデーション濃いめ)などさまざまな言葉が現れてくるものの、あぶくのように消えてしまうものも多い。
「だれもが言葉を書き、言葉を話しているのに、伝えてはいない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100228-00000032-san-ent
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