のしかかる言葉の壁
「とても厳しい…」。21日の看護師国家試験を終え、ピピット・サフィトリさん(37)の表情はさえない。
ピピットさんは平成20年9月に看護師候補者の第1陣としてインドネシアから来日。半年の語学研修を受けた後、神奈川県秦野市の鶴巻温泉病院で介護士の仕事をしながら、試験に備えてきた。
「試験の出題範囲が広くて勉強する時間が足りない」
試験対策に苦労するピピットさんだが、インドネシアではジャカルタの大病院の療養型病棟に13年勤めたベテラン看護師だ。
薬剤や医療の専門知識は各国共通の点も多く、出題内容に関する知識は十分すぎるほど持っている。「日本の医療現場で勉強させてもらう一方で、自分が持っている看護知識や経験を日本の現場で生かしてもらおうと考えていました」
だが、言葉の壁がハードルとなっている。国家試験には「瀉血(しゃけつ)=体から血液を抜き取ること」「褥瘡(じょくそう)=床ずれのこと」など、日本人にもなじみのない専門用語が登場する。
さらに、医療保険制度や介護保険制度といった日本固有の制度や法規に関する問題も出題される。
「特に健康保険はインドネシアにはないので、理解するまでに本当に時間がかかった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100222-00000026-san-soci
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