「ござる」「ござります」「ござり申す」「ございます」はそれぞれ発生の時期が違いますが、別々の役割のある言葉として使われていました。「です」の敬意がなくなるにつれ、さらに丁寧な表現として「~でございます」が普及しはじめた。
一方で、やはり古風に感じられる表現であるということと、相手の動作に使うには、はっきりとした尊敬の意を表した方がいいという流れの中で、丁寧と尊敬が混在している「ございます」より、明確な尊敬語である「~でいらっしゃる」という表現が少しずつ普及し、置きかえられつつあるのです。
★困ったときには「ございます」を、基本形に置き直してみましょう!
1.なんでもございません → なんでもありません
2.私は山下でございます → 山下です
3.あちらのテーブルにございます → テーブルにあります
4.北島様はあちらのテーブルでございます → テーブルです
5.2階でございます → 2階です
6.書いてございます → 書いてあります
7.その商品はございます → 商品はあります
どんな言葉に続くかという点から表現をみると
A.~でもございません → ありません
B.~にございます → あります
C.~はございます → あります
D.~でございます → です
となり、A.B.C.は尊敬語としての用法で、Dの「~でございます」だけは、前に続く語には関係なく丁寧語としての表現なのだとわかります。
