この3つの言葉の意味の違いを再度確認しましょう。
マナー:事柄に対する行儀や作法で、みんなで決めたこと。
モラル:社会や個人が持つ道徳・倫理観で、善悪の判断の基準となる。
礼 儀:敬いや慎みの気持ちを表す行動や作法のことで、気持ちを伝える言動。
言葉とは、自分の意図する気持ちが正確に伝わって初めて成り立つものです。たとえ、自分がペラペラ英語を話しても、英語を知らぬ人にとってそれは単なる「音」であって「言葉」にはなりません。同じように「意図や気持ち」を正確に伝得られないのなら、会話をする意味などありません。
日本人の美徳であった「言わなくてもわかるだろう」では、「こちらには敬意があるのだから、言葉はどうでもいい・・」となり、理解しないほうに非があることになり、敬意も伝わるどころか、逆効果になりかねません。
敬意を伝える言葉を使うなら、やはりある程度の知識がなければなりません。もちろん、それは聞くほうにも知識がなければならない、ということですが・・・。
他人と社会で生きる以上、礼儀を捨てて挨拶までもやめる人、なんてほとんどいないと思います。
敬意表現は、双方がよく理解して使うのならば、とても便利で、人間関係を構築するツールなのです。
