敬意を何故使うかというと、それは本来「相手の人格や立場を尊重する」、つまり自分を知るということです。話の内容とともに、敬意を上手に表現できる人とは、コミュニケーションの意味をしっかり理解している人、ということになります。
もっとシンプルに言うならば、「私はあなたにとってこういう立場の人間ですよ。」という宣言をしているということですね。就職活動や毎日の仕事、教育指導など、いろいろな場面で「敬意表現のよりよい使い方」が求められています。特に、就職・転職の場面で大きくクローズアップされます。それは、「その場の人間関係を理解し、お互いの立場を尊重して、自分の思っていることを相手に正しく伝える」コミュニケーションがが求められているからです。敬語を使うということが、「自分の気持ちを伝えているようで、実は相手の気持ちを代弁するもの」ということに気が付けば、もう敬語の半分はマスターしたも同然でしょう。
敬意はもちろん、誠意や好意を伝えたいときにも、お互いを感情のある人間として認めると、ごく自然に「敬意」がわいてきます。もし「話し手」と「聞き手」の両者に表現の基準がズレていたら、「いやみ」や「不快」を感じたり、「バカにされた」とか「なまいきだ」という誤解が生まれて、トラブルを招くことが増えています。
「KY式」などと、コミュニケーションの方法をひと言で片付けないでください。敬語は根本がわかれば、決して難しいものではありません。これから知り合う「未知の人」が、いつあなたのかけがえのない友人になるかもしれません。人との出会いをワクワクして期待するために、シンプルな敬語をマスターしませんか?
